作品紹介 2015/11/01

「手法の書き出し1−韻を踏む」

私が詩を本格的に勉強しようと思ったのは、「ツイッター連詩」がきっかけです。これは2014年11月号の詩の雑誌「現代詩手帖」に掲載された企画でしたが、こひもともひこさんは、このツイート連詩中に、「勝手に連詩」というタグで活動をしていたのでした。私あての「勝手に連詩」を読みぞくっとしたのが、詩を学ぶようになったきっかけです。私の持っていないものを持っていると、嫌悪感や嫉妬心に似た強い違和感を感じたのでした。それから、こひもさんの「手法の書き出し」を読み、実践するところからはじめました。読みやすいのですが、要点をついているので、これから詩を学ぶ人におすすめです。これは1から7までありますが、まずは1の「手法の書き出し1−韻を踏む」からご紹介します。

「月を見る」

月を見る」は、「月を」「私は」などの二文字の行が一行おきに入っているとても美しい詩です。勉強をはじめてこの作品に出会い、こひもファンとなったのでした。これは皆既月食を詠んだ詩です。見上げる私と見下ろす月。初めての朗読にはこちらの作品を読ませていただきました。私の中でも特に印象深い作品です。

「しるし」 「ヒモ」

生きることがつらいわけではない
つらいことがあったというだけだ

このフレーズはとても素敵です。こひも作品には、秀逸なフレーズや断片を違なる作品にも入れることがあるので、それを味わっていただくために二つ同時にアップしました。「しるし」が前で「ヒモ」が新しい作品です。画家が同じテーマで何枚も習作を描くように。こひも流、詩のエチュードをお楽しみください。

文:とよよん

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